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2013年5月

2013年5月26日 (日)

内服で吸収のよい抗菌薬

あまりにも久しく書いていないとブログのアップの仕方まで忘れてしまいます。

1年ぶりの記事です。
以前からブログを読んでいるボストンのP. Sax先生のブログからです。
P. Sax先生は数年前にボストンで成人感染症のレビューコースを聴講した時にも
スピーカーとして話をされていました。
その時は”Curbside consultation”というタイトルで病院の廊下でちょっとした時に
聞かれる質問にどう答えるか、という話でした。
ジョーク満載の楽しい講義…だったようですが残念ながら英語力の問題で
ほとんどジョークはわかりませんでした。
ブログもためになるのですが、いかんせん口語が多くて時々よく意味が
わからない時があります。いずれにせよ気さくな人柄が伝わってきます。
さて今回読んだブログは吸収の良い内服抗菌薬についてです。

ここでのそれぞれの抗菌薬に対するP. Sax先生のコメントが面白かったので
訳してみました。
・キノロン:感染症科医はこれを愛し、かつ憎む
・ST合剤:錠剤の中にどの成分がどれだけ入ってるかいえる?IDフェローでも半分くらいらしい。
・メトロニダゾール:何十年も使われてBacteroidesの耐性が全然でないのはすごいことだ
・クリンダマイシン:あらゆる状況で使えるいい薬だ…C. diffの問題さえなければ
・ドキシサイクリン:New Englandでは品不足、ダニに刺された人には使おう
・リファンピン:IVのリファンピンが必要な人は感染症科にコンサルトだね
・リネゾリド:唯一のOxazolidinone系抗菌薬。”Oxazolidinone”の意味も発音もわかんない。今のところ内服では最も高価!
・フルコナゾール:今では当たり前だけど、ケトコナゾールからこれに変わったときはすごかった。時に新しいものはいいものだ
キノロンに対するコメントが感染症専門医の一人としてはよくわかります。
便利であることが長所と短所になっているのがキノロンですね。
この記事ではコメント欄でも議論が続いてて、
「アジスロマイシンはどうなの?」というコメントに対して
「確かに臨床では点滴と同じような感じで使ってるけど、血中濃度は低いから取り上げなかった」
とコメントしたり、
「βラクタムの一部も吸収いいじゃん」というコメントに
「確かに吸収はいいんだけど、投与量が少ないからここでは取り上げなかったよ」
という答えを返したりしています。
そんなP. Sax先生は6月に横浜で行われる国際学会で来日予定です。
専門のHIV領域で話をされるようです。

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