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2010年2月

2010年2月22日 (月)

黄色ブドウ球菌菌血症はどうがんばっても再発しちゃうのか?

先日、ちゃんと1ヶ月以上治療したMRSA菌血症の治療後、1ヶ月以上経ってから
椎体炎が明らかになった、という経験をしました。

椎体椎間板炎はSAB(Staphylococcus aureus bacteremia)の後どれくらいで発症するんだろう、
と思って調べてみたのですが、ざっと調べた範囲ではSABに引き続いておきる椎体椎間板炎の
発症がいつ頃になる、というデータが見つけられませんでした。
誰か知っている人がいたら教えてください。

かわりにこんなものを発見。
MRSAの菌血症の12年後に脊椎の椎体炎を発症というケースレポート。
Stevens QEJ, Seibly JM, Chen YH, Dickerman RD, Noel J, Kattner KA.
Reactivation of dormant lumbar methicillin-resistant Staphylococcus
aureus osteomyelitis after 12 years.
J Clin Neurosci. 2007 Jun;14(6):585-589.
PMID: 17188493

骨髄炎というのは長い期間経ってからの再燃がある病気なので、
菌血症→臨床的に発見できないレベルの椎体炎→治療でなんとなくよくなる→再燃
というのが月単位から年単位の幅で起きるってことであれば理解できます。

そもそもSABそのものがRelapseが多いのじゃ、という話もあって、
なんと前向きに調べたスタディがありました。Medicine(Baltimore)です。
Chang F, Peacock JE, Musher DM, Triplett P, MacDonald BB, Mylotte JM, et al.
Staphylococcus aureus bacteremia: recurrence and the impact of
antibiotic treatment in a prospective multicenter study.
Medicine (Baltimore). 2003 Sep;82(5):333-339.
PMID: 14530782

こちらで全文入手できる、かも。

心臓に問題がある人で11%程度、
心臓に問題のない人でも4~5%程度菌血症の再燃があったようです。

著者らはリスクの高い人には長く治療した方がいいんじゃないかと言っていますが、
さてどこまで治療を延長すれば防げるのやら。

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